ファッション業界というのは本当に入れ替えが早いもので、アパレルのお店では既に春夏物が並んでいます。これをきっかけに体型を意識し、ダイエットを始める方も多いのではないでしょうか?
ダイエットを決意して、最初に思うのは恐らくどのダイエット法でダイエットを実施しようか?という事だと思います。しかし、今やダイエット法というのは本当に膨大な種類があり、とても迷ってしまいます。
勿論、個人に合う合わないといった事もありますが、それを差し引いてもまだ種類は豊富です。そんな中、流行の発信源でもある「ハリウッド」から、また新たに注目され始めているダイエット法が!
スーパーモデルのミランダ・カーらも実践している事でハリウッドセレブ達にも注目されている、その名も「スマート・スナッキング ダイエット」一体どんなダイエット法なのでしょうか?
「スマート・スナッキング ダイエットとは?」
肥満大国アメリカでは、今、健康志向がとても高まっています。そんなアメリカで話題となっているダイエットが「スマート・スナッキング」ダイエットです。
「スナッキング」とは「間食」の事で、このダイエットは「ヘルシー・スナッキング」とも呼ばれています。毎日朝・昼・晩の食事に加えて、タイミングよく間食を取るという食事法で、この方法でアメリカ国民94%が1日1回は間食をし、オーガニックや穀類、ナッツ等のヘルシーなものを摂ることで、空腹感を減らして食事を見直せるのだそうです!
食事の間隔は、4~5時間が理想とされています。しかし、多くの人は昼食と夕食に6~7時間ほど空けることが多く、空腹になりがちです・・・。
空腹状態で食事をすると、一気に血糖値が上昇し、糖の摂取量も増加すると言われています。さらに、空腹の状態で夕食を食べると、食べ過ぎの原因にもなるのでカロリーは押さえながらも、食事の回数を増やすのが大切です。
間食というとマイナスイメージもありますが、何をどう摂るか次第で健康にプラスの働きをするという研究報告も増えています。1日に食べる回数が多い人のほうが総摂取カロリー量は少なくなり、肥満度(体格指数BMI)も低いという報告もあります。
「スマート・スナッキングの効果」
食事の頻度が健康に及ぼす影響を調べた研究では、男性では食事頻度が1日4~5回を超えると、ウエストが細くなる傾向があり、それに伴って空腹時血糖値や中性脂肪値が低下傾向を示した。女性では男性ほどの変化が見られなかったが、総コレステロール値が低下しました。
さらに、いくつかのヒト介入試験を元に食事回数と冠動脈疾患のリスクを検証したところ、食事回数が増えると総コレステロール値などの脂質関連指標が下がる傾向が確認され、特に低下したのは、1日6回以上に分けて食事を摂取した時だったそうです。
これは、食事1回あたりの糖質摂取量が減るため、血糖値の急上昇が避けられ、血中の糖を処理するために分泌されるホルモンであるインスリンの量が減るという点と、脂質合成量を増やすインスリン量が少なくなることで、肝臓のコレステロール合成量が減るという点が大きく関係していると考えられています。
インスリンが大量に分泌されると、血中を流れる糖や脂肪が脂肪組織に溜まりやすくなり、同時に血糖値も急降下するため、すぐにお腹が減るという悪循環に陥るそうです。これにより、次の食事での食べ過ぎを招き、また食べたものを筋肉でエネルギーとして使う機能を鈍らせて太りやすい状態にする危険性があるとのことで、これを防ぐために「間食」が有効なんだとか!!
こうした間食は、胃の中の滞留時間も長くなり、噛む回数が多くなると満腹中枢の刺激作用もあため、お腹が空きにくくなりダイエット効果があるということですね。
「効果的なスナッキング法」
ダイエットに効果的なスナッキングをするには、「1日6回食」が最も理想です!
食物繊維やたんぱく質が多く血糖値が急上昇せず、噛み応えがあるもので、現代人に不足しがちなビタミンやミネラルの補給ができるもであるとなお良く、1日の摂取カロリーは増やさずに1回の間食の摂取量を200kcal程度までとし、食べた分のカロリーは3食から引く。そして、タイミングはお腹が空き過ぎる前に摂り、間食をする時間帯は朝昼晩の3食の間が基本です。
おすすめの食べ物としては、グラノーラやシリアル入りのヨーグルト・スルメ・ナッツ・ドライフルーツ・カットフルーツ・チーズ・野菜チップス・カカオ高配合のチョコレート等です。
アメリカでは、今、メディアでセレブが好む健康的な間食の種類やブランドが報道されるたびに話題となり、スーパーなどにおける売り場もこの1年で倍以上の大きさに拡大しているところが多いそうです。特に人気なのが、「トレイルミックス」と呼ばれるナッツ、ドライフルーツやチョコをミックスした商品・チーズやカットフルーツといった自然素材のスナックが人気なんだそうです。
「日本でも最近スマート・スナッキングを意識した商品が出始めています」
今、食品業界においてもこの「スマート・スナッキング」が注目されお菓子や珍味といった様々なジャンルにおいて、スマート・スナッキングに適した商品の開発が進められ実際に少しずつ店頭に並び始めています。
是非、スーパーやコンビニへ買い物に行く際に意識して見てみて下さい。いつものただのお菓子や珍味ではなく、きっとそれらが効果的なダイエット食に見方が変わる事でしょう。
「スマート・スナッキングの注意点」
ダイエットにおけるスナッキングは、食事と食事の間にお腹が減り過ぎて次の食事でドカ食いをするのを抑え、一度に大量の糖を摂取しないようにして血糖値の急上昇を避けることなどにあります。到底、摂り過ぎは逆効果で、夕食後の夜遅い時間帯に間食をするのも生体リズムをつかさどる体内時計を狂わせる原因になるため、そうした点に注意が必要です。
ナッツやドライフルーツなら片手の平に乗るくらいの量が目安です。また、間食分のカロリーを3食にプラスしてしまう様な食べ方をすると、当然太ってしまいます。間食した分のカロリーを3食から引く!という事が大きなポイントの1つです。
「あなたも今日からLet's Try!」
ダイエットのみならず、健康にも良い「スマート・スナッキング」。美味しく間食して美と健康が手に入れられるなんて、試してみない手はないのではないでしょうか?
我慢して辛いダイエット法よりも、よっぽど効率的で結果の出しやすいダイエット法だと思いました!是非、気になった方はトライしてみては如何でしょうか?